「人間工学」誌59号1巻に下記の論文が掲載されました!
ストレスによる唾液分泌の減少と脈波の検討
範 家易, 夏 亜麗, 下村 義弘
<抄録>
口腔は人体の重要な構成部分であり,口腔健康は全身健康の基礎である.口腔疾患と全身疾患は相互に影響しうる.本研究は2人の健常成人女性被験者から収集したデータを分析することにより,光電式容積脈波法(PPG)により測定された脈波指標と唾液分泌量の相関関係の有無を研究することを目的とした.その結果,脈波指標と唾液分泌量には個人内で有意な負の相関関係があることが明らかとなった.すなわち,脈波を計測することで唾液の分泌に影響を与える環境や人の状態を評価できる可能性が示されたため,より簡便に,口腔衛生上意義のある生活設計を行うことができるようになると考えられる.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jje/59/1/59_13/_article/-char/ja