(日本語) 【研究紹介】音が意味を発する…?アフォーダンスの観点からヒトと音との関係を探る!

Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.

このコラムでは、研究室でいま行われている、過去行っていた様々な研究について、
学生によるインタビュー形式でご紹介しています!

今回の回答者

修士2年生の内海さんに聞きました!

研究の背景は?

外を歩いていると車や動物の鳴き声などさまざまな音が存在しています。このように、私たちのまわりには様々な音が存在し、ヒトはつねに何らかの音が耳に入っている状態です。しかし、音によって気づいたり気づかなかったりするように、受け取り方が異なります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
これには「アフォーダンス」が関わっていると考えられます。アフォーダンスとは、環境はヒトに様々な意味を与えており、ヒトがその意味をピックアップすることで行動や感情が生じるといった環境とヒトとの関係性を指します。

研究内容について

どのようにして音にアフォーダンスが生じるのかを脳活動を通して探る研究です。

何の役に立つ?

音はあらゆる場所で使われていますが、その適切な使い方についてはさらに検討する必要があると言われています。本研究は、適切な音の使い方に関するヒントを与えることができるのではないかと考えます。

この研究の特徴は?

今まで視覚的な対象で多く研究されていたアフォーダンスを、聴覚的な対象である音に適用することで音とヒトとの関係に迫ったことです。

大変なことは?

音に対するアフォーダンスを探るための実験方法を考えることです。

今後の見通しは?

本研究と音の印象や感覚といった既存の研究と組み合わせることでより音と行動を結びつけることができる可能性があると考えています。そして、目的に合った音のデザインをするための手助けとなればと思います。

研究室のここが楽しい!

環境について:

人間とデザインを研究対象としているので、研究テーマの出発点が身近であるところです。また、実際の製品が関わる応用研究では研究成果が実感できる形になるところが良いですね。

人工について:

自分の興味を大切にしている人が多いところです。研究でも研究以外でも好きなことと向き合っていくことができる環境だと思います。

内海さんありがとうございました!