このコラムでは、研究室でいま行われている、過去行っていた様々な研究について、
学生によるインタビュー形式でご紹介しています!
今回の回答者
学部4年生の栗山さんに聞きました!
研究の背景は?
近年安全運転のための技術が進歩していますが、死亡事故は後を絶ちません。
研究内容について
運転中の事故を防ぐには、ぼーっとしている=目は開いていても意識レベルが低下している状態を検知することが重要です。ヒトの意識を電気信号として見える化し、様々な刺激を与えた時の眠気レベルの変化を測定しています。
何の役に立つ?
単調な運転が続くことによって眠気が起こりやすいため、特に長時間の運転時にドライバを助けることができます。
この研究の特徴は?
運転中の眠気の予防や検知の分野において、生理学的な根拠を考察できることが技術開発の後押しとなると考えます。
大変なことは?
目覚めた状態をキープさせるだけの効果がありながら、不快にならないような刺激を探ることが課題です。
今後の見通しは?
眠気を予防するための本研究に加えて、近年多く行われているのが眠気を検知する技術の開発です。これらを組み合わせれば、より安全な車室空間へと一歩近づけられます。
研究室のここが楽しい!
研究:ものの使いやすさやわかりやすさを数値化できる。これを根拠に、ものをデザインする時の客観的な手がかりとなるところ。
人:何かに詳しく、もっと話を聞いていたいと思う人がたくさんいる。趣味と研究が有機的につながっている。
理論と直感のバランスが取れた雰囲気が良い。
男女比がほぼ半々。理系の研究室にしては女性が多く、居心地が良い。